企業において法的に間違っていないのと正しいのは違う

雑記

tomiです。

ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

「カガクでネガイをカナエル会社」 カネカが社員の願いを叶えることができずSNSで炎上しました。

(良いのか悪いのかは別として)今までなら話題にもならなかっであろう事例です。

いくら大手企業でも一般の社員の異動までも関係者以外が知る術などなかったのですから。

知ったとしても、tomiの勤務先でもそうですが「家を建てたら異動になった」、「子供が高校に入学したら異動になり単身赴任した」などはよくある話で特段気にすることは無いでしょう。

 

けれど環境は変わりました。

ICT総研 2018年度のSNS利用動向に関する調査結果では日本のSNS利用者は7,523万人(普及率75%)です。

■ 日本のSNS利用者は7,523万人(普及率75%)、2020年末に7,937万人へ拡大

■ ネットユーザーに占めるLINE利用率は81%、ツイッター 43%、インスタグラム36%

■ 利用者満足度1位はユーチューブで79.7ポイント、インスタグラムが78.5ポイントで続く

■ LINE利用者の40%、インスタグラム利用者の54%が利用時間増

■ SNSの利用目的は「知人の近況を知りたい」が40%、「人とつながっていたい」が36%

 

誰でも簡単にSNSを使い自分の意見を発信することができます。

いままで当たり前と思っていた事に異を唱える意見があることを知ります。

 

今まで当たり前と思っていた事というと、

「法的に間違っていないことは正しい」あるいは、

「法的に間違っていないから悪くない」

という認識です。

だからカネカはHPで「当社元社員ご家族によるSNSへの書き込みについて」を当社の認識として掲載したのだと思います。

しかし企業において「法的に間違っていない」というのは当たり前の話であり、それを踏まえて正しかったか悪く無かったかの判断になると思うのです。

今回の場合は少なくともカネカの株価が年初来安値になった事、今後の採用を含めた会社のイメージの悪化を考えれば正しくなかった、よく無かったハズです。

その原因がSNS上でのつぶやきなら、弁護士を含めた調査委員会を立ち上げて調査するのも必要かもしれませんが他のアプローチがあったような気がします。

 

そもそも、弁護士を含めた調査委員会を立ち上げて・・・・という話をHPに掲載するならキチンしたら良かったのに。

例えば、6月2日に弁護士を含めた調査委員会を立ち上げたのなら、6月3日は「6月2日のシステム障害について」じゃなくて「調査委員会設置について」等を広報の責任者名で掲載する。

という具合です。

やはり会社の正式な発表は、どこかの部署の責任者名で掲載しなければ「この会社大丈夫か?」となってしまいます。

 

いずれにしろ、これからの企業は、ますます何が正しいのかに敏感にならないといけなくなっていきます。

法的に間違っていないのは当たり前、プラスαが必要です。

 

以上、今日はここまでです。

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

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